ベースキャンプに3泊し、妙高山域の最深部、天狗原山～金山周辺を巡ります。雪上キャンプを楽しみながら、ロングツアーに出かける春のメインツアーです。

GWでも金山の斜面は貸し切り、3日目にベストコンディションで滑れました。

初日はアプローチとキャンプサイトの設営。

4日分の食料と生活道具を背負って、ベースキャンプまで林道を歩きます。

午後はテント設営。今回から食堂テントをグレードアップ、MoutainHardwear の Space Station を使用しました。久しぶりの組み立てで思い出しながらでしたが無事に完成。家感があってとても快適。

2日目は少々不安定な予報。金山方面は翌日にして、ベースキャンプ近くの山へ。

まずは雪解けで水量多めのヒコサの滝を見学。

スノーブリッジを渡って谷をつめ、標高を上げます。

稜線上は風が強く、雲にまかれる時間も。

視界が開けたタイミングで大斜面を滑走しました。

ツアー後夕食まではベースキャンプでフリータイム。雪上キャンプでの楽しいひと時。

ゆっくりしつつも、日射があるうちにシールやインナーブーツ、寝袋などを乾かしておきましょう。

朝のうちは風が強く心配でしたが、期間中で最も安定しそうな3日目に天狗原山、金山を目指しました。

川沿いを歩き、急斜面はスキーを担ぎ、谷を登る。

乙見湖、黒姫山、高妻山が良く見える。

尾根の向こうに北アルプス。

焼山、火打山、妙高山に囲まれた最高のロケーション。

天狗原山、金山。今シーズンはクラックが多くて大きい。

天狗原山へ直接繋がる尾根はクラックが大きく登るのが大変そうなので、ひと滑りしてから別の尾根を登ることに。

今回は登りで使いましたが、ここも素晴らしい斜面。

長い登りは大変ですが、頑張り甲斐があります。

もう少しで金山の稜線。

金山山頂の大きな雪庇。

広大で滑らかな金山の斜面。

逆光で斜面が輝きます。

再凍結し始めた雪面は良く滑る。

斜光の時間。

光と影、雪面の筋が素晴らしい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　夕暮れまで楽しみました。

Space Station のおかげで毎晩とても快適。

最高のベースキャンプ。

最終日は朝から雨。ゆっくり起きて、テント撤収。

最高の時間を過ごすことができ、前日までの余韻に浸りながら登山口に戻りました。