燕岳~大天井~常念岳~蝶ヶ岳の3泊4日の山旅。天気の悪い9月、この週末もすっきりしない感じではありましたが、回復を信じて予定通りに出発。
初日は、中房温泉からの合戦尾根。北アルプス三大急登の1つを登って燕山荘へ。
予報通りの雨で視界もありませんが、頑張って登りました。
雨対策は万全で。
実を食べられた後の松笠は、パイナップルのような見た目とカラーリング。
合戦小屋で雨宿り。こんな日は名物のスイカも、売れ行きはイマイチのようです。
稜線近くのナナカマドは見頃を迎えていて、ようやく盛り上がりました。
ミネカエデの黄色も良い感じ。
初日はの宿は燕山荘。雰囲気の良い人気の山小屋。
乾燥室も完ぺきで、全てのものがドライになりました。
照明も一味違います。
2日目も午前中は雨予報。
とりあえず燕山荘から燕岳を往復し、大天井岳へ向かいました。
雨に濡れるコケモモ。
稜線の風の影響を強く受けるカラマツ。
真っ赤に紅葉したクロマメノキ。
もう少しで回復するはず、と期待しながら視界のない稜線を歩きます。
大天荘が近づいた頃から青空が見え始め、昼食休憩中にすっかり天気も回復。
ライチョウも気持ち良さそうにお散歩。
槍、穂高連峰。
午前中に歩いてきた燕岳からの表銀座縦走コース。
大天井岳と大天荘。
これから歩く常念岳へと続く稜線。
やっぱり景色が見えると気分がいい。
翌日登る常念岳。
この日泊る常念小屋までもう少し。
3日目は朝から晴天。雲海と日の出を見てから常念岳へ。
少し赤くなった槍ヶ岳。
朝日を浴びる稜線。
この景色を楽しみながらの稜線歩きが、このコース一番の見どころ。
立ち止まって眺めたくなります。
青空、岩山、ハイマツ、紅葉。
オレンジ色のナナカマド。
振り返ると立派な常念岳。
地味にきつい蝶槍への登り。
素敵な秋の色です。
蝶ヶ岳ヒュッテで昼食。今回はここで宿泊ではなく、もうひとつ先の小屋へ。
今回は登山道脇のクロマメノキの赤がとても鮮やかなタイミングでした。
蝶ヶ岳ヒュッテを後にもうひと登り。
この日の宿泊は大滝山荘。小さな山小屋らしい山小屋。
照明も良い雰囲気だし、食事も管理人さんの手作りでおいしいかった。
わざわざ泊りに来たくなる山小屋です。
4日目の最終日も秋晴れ。
鍋冠山を越えて下山する予定が、展望台までの林道が崩壊し通行止めの為、蝶ヶ岳方面へ少し戻って三股へ。
典型的な秋の空。
今年咲き年だったコバイケイソウの立ち枯れの中を歩きます。
中腹は色付き始め。右奥は常念岳。
オオシラビソの林を抜けて、まめうち平へ。
コース終盤にあるゴジラみたいな木を見て無事に三股へ下山しました。